今年、2024年は、元旦早々、大きな地震があり、
日本全国、おめでたいとも言えない新年を迎えました。
亡くなられた方のお悔やみを申し上げます。
また、被災して避難生活、不自由な生活をされている方に、
一刻も早い復旧、日常を取り戻せるよう願っております。
北陸地方は、地震が少ないという認識なのか、
耐震化率、地震保険加入率も全国で低い方だと聞きました。
阪神淡路大震災の時も、そのような認識で、
古い家、シロアリ被害にあった老朽化した家の倒壊が目立ちましたが、
今回も倒壊による圧死が多かったという事です。
震度7が境目かと思いますが、
東日本大震災では、その前の2003年の大地震など宮城県では震度6ぐらいの地震が10年ペースであり、
耐震化が進んでいたおかげなのか、倒壊した住宅は、目立ちませんでした。
天災、津波は避けることは出来ませんが、
建物の耐震化は人知で進めることは出来るので、是非、命を守るという観点から、
対応した方がいいと思います。
なお、この地震に耐える耐震化とは、
ヒビが入っても潰れない、出来れば以降も直せば住み続けることができる範囲の強度を言い、
そのポイントとしては、
・築年数の新しさからも、平成12年以降の家では、ほぼ大丈夫だと思う
・昭和56年以降の建物で、耐震が意識された間取りで腐朽していなければ、耐えられると思う
・シロアリ、雨漏りなどで老朽化していない
・傾斜地、盛土、埋め立て地など軟弱地盤、液状化地域、そして津波地域ではない
などが、大きく上げられます。
特に歴史のある地域は、先祖代々の家、土地という方も多いかもしれませんが、
それに頼らず、現在の認識で自宅を見直して頂ければと思います。
地震後も、自宅で過ごすことができるかどうかは大きいです。
避難所に頼ることが無く、
簡単な震災対策として、
飲み水の確保、排水の確保、懐中電灯、半分以上のガソリン、カセットコンロ、暖を取る方法、米、乾麺などの買い置き、
で、特段な対応をすることも無く、震災後1週間を過ごすことが出来ます。
是非、これを目指して、今一度、
我が家の地震対策について、考えておいていただければと思います。