今回のリフォームは、戸建住宅なのですが、
仙台でも、高級住宅街として知られる、
青葉区北西部の丘陵地帯のお宅を中古住宅として購入後のリフォームになります。
中古住宅の購入リフォームの良い所は、
立地がいい場所を探せる! ということろです。
中心部では、ほとんど更地の売り土地も出てきませんし、あっても、土地だけでかなりな高価になったりします。
戸建新築を建てるとなると、
普通だと、仙台では、郊外や隣接の町の新興住宅造成地で、土地を買って建てるのが、普通ですので、
近隣にスーパーなど買い物は便利かもしれませんが、通勤、通学は、不便になることが多いです。
どうしても、中心部で戸建新築となると、
元は2区画の土地を3区画に区切りなおして、
小さい庭の、駐車場も1台の小さめの家になるという感じかと思います。
でも、
中古住宅では、今では売り土地も出ないような中心部や、バブルの時に開発されたような高級住宅地でも、
お値ごろ価格で、中古住宅が売りに出ることがあります。
あとは、どこを直すか?
どこは直さないといけない、どこは我慢しようなどと、リフォーム予算を検討しながら、
買ってもいいか考えることにはなると思います。
リフォームしなくてもいい所を考える
全部、新築そっくりに、、、っとリフォームすると、一気にリフォーム金額は1000万円を超えてしまいます。
1か所1か所、吟味して、
妥協ではないですが、リフォームしなくてもいいかな?って場所があれば、無理にリフォームせずに、
その分、工事費を浮かすことができます。
今回は、
・キッチンはキッチンは交換しませんでした。
クリーニングすれば使える、コンロ、水詮、レンジフードなどは部分的に交換可能です。
・和室は、壁を塗り壁施工をしただけです。
和室は、和室のままで残しました。広さ、部屋数にも余裕があったので、
わざわざ、費用をかけて洋室に変えたりとかする必要もありませんでした。
・外部は、古くなった物置などは撤去しましたが、塗装などはしませんでした。
塗装工事は住みながらでも出来ますし、ゆっくり対応すればいいと思います。
早い段階で細かい確認をする
工事前、工事中についでに直せれば、それほど、手間がかからない補修なども、
リフォーム後には出来ない、手間がかかるという工事もあります。
工事前にチェックした方がいい内容
・建具の不具合
サッシやドア、襖は不具合がないか、注意した方がいいです。 締まりが悪い、隙間が多いなどで、交換したいのであれば、 最初に交換しないとダメな部分です。 特に、襖は開いていると、いじらないことが多いので、完成してから、動かすと引っかかるということもあります。 工事中でしたら、いいタイミングで直すことが可能です。 | |
階段室に引き戸をつけて温熱環境を変えています。 |
・給湯、冷暖房
今回は、石油式温水暖房があったのですが、それの2階へのヒーターの追加と、補修もしました。 温水式の場合は、床下配管など仕上げる前に工事をしておく必要があります。 | |
床下配管の様子 |
でも、こだわりは取り入れる
今回のこだわりポイントは、
・2階床は、コルク
・2階ファミリールーム、階段、和室は、珪藻土塗り壁
の施工をしました。
〇床コルク施工
元はカーペットの個室を廊下の壁を取って、 コルクのファミリールームにしました。 | コルク張りの施工の様子 |
コルク張り完成 | 階段室とファミリールームと個室もコルク張り |
既存の階段はカーペットでしたがこれもコルク張り階段にします | 完成。カーペットよりグリップが効いて安全です。 |
〇珪藻土塗り壁
色分け、珪藻土塗り部分の確認写真です。 | 面ごとに色を変えた珪藻土塗り |
和室の珪藻土塗りの様子 | 和室の塗り壁、完成 |
玄関ホール吹き抜けも珪藻土 | 吹き抜け完成 |
最後に、、、
今回のお客様は、東京在住で、半年後に仙台に移り住むことが決まっていたのですが、
リフォームは住む半年前にしてしまいました。
実際、中古住宅を購入して移り住む場合、このようなパターンになることも多いです。
引っ越しギリギリですと、バタバタしますし、あまり見にも来れないという状況でしたので、
比較的、時間にゆとりがある夏に工事をしました。
普段のやり取りは、ほとんどは、
メールに写真添付のやり取りで、進めていきました。
工事中、見に来られたのは、ご実家が仙台ということもあり、帰省を利用しての2,3回だったかと思います。
工事費の内訳
大工工事 80万円
(キッチン下がり壁撤去、2階間仕切り変更など)
内装クロス張替え工事 20万円
珪藻土塗り壁 60万円
床:コルク敷き 60万円
水回り3点 122万円
温水暖房その他 35万円
総額 377万円(税込)