今回のお客様は、外装、屋根が古くなった別荘の改修をご依頼です。
定年後、セカンドハウスとして使うため、劣化を防いでおきたいとのこと。
別荘ですと、日常もなかなかお手入れも出来ませんし、今回のような板張りの場合、
劣化も進んでしまいます。
山の中の別荘だから、ログハウス風、板張り。
っという概念ではなく、モダン風でも、十分、風景に馴染むっと思います。
外壁の張り替え
今回は既存が板張りでしたので、場所によっては劣化が進んでおりました。
一般的には、予算を抑えるため、
防水層を痛めないように、
既存の外装材を剥がさずに、上から張ってもいいのですが、
今回は、面によって、
剥がすところ、上から張るところと分けております。
※屋根のかかっているテラスだった部分をサッシで囲みました
スレート(フルベスト)屋根の上から、カバー工法で金属屋根を葺く
本来、スレートとは、石のことで、宮城県雄勝でとれる雄勝石の天然スレート屋根のことで、
東京駅の屋根にも使われているものです。
これを模したもので、住宅屋根でスレート屋根と言っているのは、フルベスト、カラーベスト、コロニアルなどという商品名で言われています。
90年代は、金属屋根よりハイグレード、瓦よりも手頃ということで、洋風住宅に、よく使われていましたが、
「・・ベスト」というように、昔は石綿(アスベスト)が基材に使われていました。
現在の物は、セメントとパルプなどで成形されています。
90年代に建てた家ですと、このフルベスト葺きの屋根が多いのですが、
5~10年で白化してきて、藻などが繁殖してくると、先の方から湿った状態が続き、
劣化が進むようです。
不用意に上に登ったりすると、劣化のため割れやすくなっていたり、反って、
雨水がつが漏りする原因にもなります。
今回は、ですので、剥がさず、上から改めて、防水シートを敷いて、金属屋根を葺きました。
※ニチハ:センタールーフ http://www.nichiha.co.jp/loof/centerloof/index.html
窓交換、上から施工、インプラスと場合によってつけ分ける
単純に窓を断熱にしたいと言っても、いろんな方法があります。
最後に内観の様子
大きな吹き抜けと、南に面した窓は、今までは、
冬は寒い窓でした。
2重サッシ、断熱サッシを追加することで、
冬でも暖かい光を入れる窓になりました。
また、まきストーブも今回は施工しましたが、
こちらの暖房効率も上がると思います。