今回の施工例は、施工方法などを中心にご説明したいと思います。
ご依頼のお宅は、築30年以上。当時の作りとしては、標準的な、トタン張りに、外壁の上部がモルタルのお宅です。古いお宅だとよく見かける造りです。
今回は、このようなお宅の外壁のリフォーム方法についてご説明したいと思います。
ポイント
- 外壁自体が汚いと言うよりも、テラス屋根、後付ベランダ、アンテナなどが、無計画に設置され、各種配線が後付状態で外壁を這っていて、全体的な見栄えが悪い。
- 基本はトタンですが、玄関周りはタイルで、窓枠が木だったり、壁上部がモルタルだったりと、仕上げがばらばら、凹凸もある。
- 古いお宅だということもあり、外壁に重い材料を使えない。
などの条件があります。これらを加味して選んだのが「金属サイディング」という材料です。
選定・施工
1、工事金額を出来るだけ安く済ませるには
リフォームにおいて、何にお金がかかるかと言うと、「壊す(それもきれいに壊す)」「捨てる(産業廃棄物として」を考えないといけません。
結局、外壁リフォームで、出来るだけお金を掛けないでやるには、既存の上から貼ることなんです。
2、金属サイディングの特徴
既存を壊さずに上から貼るとなると、建物の重さが増します。これに適しているのが、「金属サイディング」です。
実は、外壁材に金属(ガリバリュウムなど)を使うのは、以前から行われています。最近の金属サイディングは、デザインも豊富になり、機能もあり、価格も一般的な窯業系サイディングとほぼ同じお値段で、ご提供できるようになり、今回お勧めしています。
施工風景
その他
- 電気配線、アンテナ移動などは、電気工事で行います。壁の胴縁部分の空洞部を通します。
- 軒天井、木の窓枠、テラス屋根などは塗装処理します。
完成
今回の工事金額
足場 | 25万円 |
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外壁張り工事
| 130万円 |
塗装工事(軒天井、ウッドデッキ、木部分) | 20万円 |
コーキング工事(窓廻り、軒天井) | 10万円 |
板金工事(土台回り、樋部分補修) | 5万円 |
電気工事(アンテナ、外灯、配線し直し) | 20万円 |
現場監理経費 | 20万円 |
総工事費(税込) | 230万円 |
いかがでしたでしょうか、外壁張替えリフォームをお考えの皆様に、今回のレポートがお役に立てば幸いです。。。