【基礎データ】
◇現場名 :A様邸マンション改修工事
◇所在地 :仙台市太白区
◇面 積 :112.99m2
◇間取り :3LDK+書斎
◇築年数 :32年
仙台の中心部から程近い、眺めのいい川岸にそのマンションは建っていました。築何数は30年を超えていましたが、当時の高級マンションだけあって、エントランスなどは、今のマンションにない、ゆとりのある空間となっていました。
ご依頼を受けたのはそのマンションでも一番面積の広い110m2の部屋でした。LDKとして25帖大の広さを持ち、リビング一面の窓からは、広瀬川を越えて、仙台の夜景が一望できます。
この環境、スペースには「デザインリフォーム」はもってこい、だと確信しました。LDKの広さを生かしつつ、機能的、かつ、デザイン的にリフォームできれば、希少価値のある、個性的なマンションが出来上がります。それは、とりもなおさず、不動産物件の付加価値につながります。
実は、このマンションのオーナーは、これをリフォームして売るとのこと。実際、ただそのまま、流通に出してしまえば、近隣マンションの取引事例から、販売価格はおのずと計算されてしまいます。これでは、もったいない、という発想から、「デザインリフォーム」を提案しました。
一見、個性的なデザインリフォームをしてしまうと、買主のタイプを狭めてしまうのでは…より多くの買主に共感してもらうために、当たり障りのないデザインの方が無難なのでは…と思いがちです。趣味、嗜好がはっきり出てきますので、趣味が合わないという人からは、始めからそっぽを向かれてしまいます。
中古マンションを求めている人の多くは、普通のマンションを探しています。確かに、それが現実なのですが、普通のマンションを普通に売りに出せば、先に述べたように、近隣の取引事例から計算された販売価格でしか売れませんし、数多ある中古物件の中から、このマンションが買主に選ばれるには、価格が一番安くなることしか術はないのです。
つまり、トップになるしかないのです。現に、同じ時期に同じマンションの別の部屋が売りに出ていましたので、こちらの部屋を売るには、最低限、そこの部屋との価格競争は避けられませんでした。
そこに、希少価値、付加価値という要素を取り入れて、売り出しすることにより、独自の「売り」を作ろうと思ったのです。つまり、買主となりうる100人がいても、一人の目にも止まらない物件よりは、買主となりうる人がたった3人でも、最終的な決定をされる要素があればいい、ということです。
今回このマンションは、流行の「カントリーアンティーク調」「サンタフェ調」に仕上げました。床は節有パインの無垢材、壁は珪藻土の塗り壁、照明器具に、輸入のアンティーク調のアイアンの照明を用いました。アンティーク調というのも、今回のポイントです。
古いマンションを新しくしようとするとどうしても“ボロ”がでてしまいます。それなら、開き直って、古いものは古いなりに、その古さを生かして、「味」にするのです。つまりアンティーク調を売りにするのです。結果、部屋の中を見た方で、「古い」という不満を言う人はほとんどいらっしゃらなかったようです。
デザインリフォーム完成後、不動産業者の仲介を経て、オーナー様の希望価格に近い金額(約1,200万円)で、女性のお客様が購入されたそうです。念のため付け加えさせていただきます。
ご依頼を受けたのはそのマンションでも一番面積の広い110m2の部屋でした。LDKとして25帖大の広さを持ち、リビング一面の窓からは、広瀬川を越えて、仙台の夜景が一望できます。
この環境、スペースには「デザインリフォーム」はもってこい、だと確信しました。LDKの広さを生かしつつ、機能的、かつ、デザイン的にリフォームできれば、希少価値のある、個性的なマンションが出来上がります。それは、とりもなおさず、不動産物件の付加価値につながります。
実は、このマンションのオーナーは、これをリフォームして売るとのこと。実際、ただそのまま、流通に出してしまえば、近隣マンションの取引事例から、販売価格はおのずと計算されてしまいます。これでは、もったいない、という発想から、「デザインリフォーム」を提案しました。
一見、個性的なデザインリフォームをしてしまうと、買主のタイプを狭めてしまうのでは…より多くの買主に共感してもらうために、当たり障りのないデザインの方が無難なのでは…と思いがちです。趣味、嗜好がはっきり出てきますので、趣味が合わないという人からは、始めからそっぽを向かれてしまいます。
中古マンションを求めている人の多くは、普通のマンションを探しています。確かに、それが現実なのですが、普通のマンションを普通に売りに出せば、先に述べたように、近隣の取引事例から計算された販売価格でしか売れませんし、数多ある中古物件の中から、このマンションが買主に選ばれるには、価格が一番安くなることしか術はないのです。
つまり、トップになるしかないのです。現に、同じ時期に同じマンションの別の部屋が売りに出ていましたので、こちらの部屋を売るには、最低限、そこの部屋との価格競争は避けられませんでした。
そこに、希少価値、付加価値という要素を取り入れて、売り出しすることにより、独自の「売り」を作ろうと思ったのです。つまり、買主となりうる100人がいても、一人の目にも止まらない物件よりは、買主となりうる人がたった3人でも、最終的な決定をされる要素があればいい、ということです。
今回このマンションは、流行の「カントリーアンティーク調」「サンタフェ調」に仕上げました。床は節有パインの無垢材、壁は珪藻土の塗り壁、照明器具に、輸入のアンティーク調のアイアンの照明を用いました。アンティーク調というのも、今回のポイントです。
古いマンションを新しくしようとするとどうしても“ボロ”がでてしまいます。それなら、開き直って、古いものは古いなりに、その古さを生かして、「味」にするのです。つまりアンティーク調を売りにするのです。結果、部屋の中を見た方で、「古い」という不満を言う人はほとんどいらっしゃらなかったようです。
デザインリフォーム完成後、不動産業者の仲介を経て、オーナー様の希望価格に近い金額(約1,200万円)で、女性のお客様が購入されたそうです。念のため付け加えさせていただきます。