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2024年06月27日

室内の夏の調湿、何でしますか?

高断熱高気密住宅になって来て、

夏は当然、エアコンで過ごすのが普通になっておりますが、

ここに来て、Xなどでは、夏の室内の湿度を気にする方が多く見受けられるようになりました。

温度だけじゃなくて湿度も下げるには、エアコンの稼働はかなり電気代をかけなければ無理で、

省エネとは程遠い話になってしまいます。

 

そこで、住宅の仕上げ材で、調湿できれば、、、というのは昔から言われています。

その代表格は、LIXILで出しているエコカラットという壁材です。

 

LIXIL | タイル建材 | 内装壁機能タイル エコカラットプラス

 

20年ぐらい前からですかね、新築マンションのオプション工事でもよく取り上げられたり、

リフォームのお問い合わせでも来る建材です。

ただ、費用面でなかなかリフォーム、後付けでは施工に至らないのが事実でした。

 

・手が触るところなのでそれなりの強度、仕上げが必要でタイル工事?大工工事?となる

・部分的、壁1面などの施工でデザイン的にも検討が必要

 

珪藻土塗壁、クロスなどもございますが、これも、調湿を担保するには、

多孔質の呼吸を妨げてはいけませんので、どうしても表面が荒かったり、もろくなってしまいます。

 

〇弊社施工の珪藻土塗壁。調湿効果を残すため、

表面はコーティンされないような仕上げのため、

ひっかくと崩れ落ちてしまいます

 

 

では、床面はどうかというと、

無垢の床材で調湿?という方もいらっしゃいますが、

基本、調湿機能を保ちたければ、壁と同様、表面を塗装、コーティングしてしまっては意味がありません。

ですので、少なくとも建材メーカーで出しているような無垢の床材には調湿機能は期待できません。

そもそもの無垢材の問題点は、この湿度で伸縮を繰り返し床鳴り、浮きを起こすことで、

そうならないように作られているからです。

無塗装の木そのままの輸入などの無垢床材でしたらまだ調湿されると思いますが、逆に空いたり詰まったり、

動いてしまう、昔ながらの日本家屋の床になります。

 

ということで、残る仕上げは天井面です。

その商品が、、DAIKENで出している「クリアトーン12SⅡ」です。

 

クリアトーン12SⅡ – DAIKEN-大建工業

 

昔の家は、それこそ、ジプトーンと呼ばれる天井材が多く使われていたので、古い印象があるかもですし、

店舗などでは現在も使われていることが多いので、店舗の印象があるかもです。

かく言ううちの事務所の天井もジプトーンでした。

 

利点としては、

・天井1面なのである程度の面積を確保できる

・触らない面なので壁、床ほど強度を必要としない

・強度が必要ない分、軽くて安い建材になっている

・デザイン的にも壁クロスでデザインすれば、邪魔しない

・将来のクロス張替えなどでも、天井面は施工しなくてもいい

等のメリットがあります。

 

↓紹介動画です。