宮城県人、東日本大震災を経験した人にとって、
「311」は意味のある日付となってますね。
13年経った今も、テレビでは黙とうがなされ、
毎年、思い出す機会となっています。
教訓を忘れない、風化させないためにはいい機会となっていると思います。
建物、建築の話をすると、
建物本体で言えば、耐震性能も上がり、現在の新築住宅では震度7では倒壊しないレベルにはなっていると思います。
ただ、どうしても中古物件などの古いお宅ですと、
あれから13年経ち、
当時は倒壊しなくても、この13年で老朽化は進みますし、
シロアリなどの被害があれば、尚更、想定以上の不朽は進んでいるかもしれません。
また、ここ数年で起きた震度5程度の地震でも、更に、ヒビや割れが発生していると、
次の大地震で耐えられるのか?など、未知数の要素も増えていると思います。
土地、敷地に関しては、
未だ、明確な基準はなく、特に、法面の造成、埋立地の液状化などは、
道路、公共施設まで考えると、
一般の方が地震によるリスクを判断するのは難しく、
どれぐらいのリスクがあって、それに見合う判断は出来るのか?
っとなると、
建築、土木の専門家やその土地の歴史を知っている地域住人や見識者に意見を求める必要もあるかもしれません。
敢えて、いきなり自宅の耐震化をするとなると、タイミングも難しいし、敷居は高いかもしれませんが、
水周りのリフォーム、内装のリフォームなどのついでに、不朽の確認など、意識してはいかがでしょうか??
そして、中古物件を買う時は、
土地と建物、これらの情報を総動員して、判断することをお勧めします。
不動産屋さんの情報のほか、建築の専門家の意見も是非、聞いて頂ければと思います。