4月14日に起こった、熊本地震では、
震源地近くの住宅の被害はかなりあり、家屋の倒壊による死者が出てしまいました。
我が家は大丈夫か?
って、改めて思われる方も多いと思います。
平成12年に改正された建築基準法により、現在の耐震基準でも、
- 頻繁におこる大きさの地震(震度5程度)に対しては建物の構造に損害がないようにする
- 滅多に起こらないが大きな地震(震度7程度)に対しては、致命的な損害を回避し人命を保護するようにする
という基準で、耐震性能が設定されています。
つまり、今回のような局所的に震度7の地震があった場合、
家自体は倒壊寸前までなっても、人命は保護できる程度の強度ということです。
ちなみに、地震の揺れを表す震度は、「震度7」までしかありません。
どんなに大きくなっても「震度7」なんです。
今回の地震では、相当数の住宅が被害を受けましたが、
今回の揺れでは、新築のお宅でも、
一見、外観からは大丈夫だったように見えても、
建て替えを余儀なくされる程度の被害はあってもおかしくないと言う事です。
リフォームでどんなに補強しても、新築程度の強度には追いつかないと思われますので、
家自体は、使い物にはならなくなるのは、避けられないかと思います。
100年に1度起こりうるであろう、「震度7」の地震が起きた時は、
その上限の無い地震の揺れでは、
人命が守られれば、それで良しとしよう
っと、思っていただいた方がいいと思います。
それに向けての「耐震リフォーム」と、考えて頂ければと思います。